治験とは

治験(臨床試験)について


ワクチンや抗生物質が開発されたように、人々は多くの病気を克服するために惜しみない努力を続けてきました。
しかしながら、克服できていない病気は今も無数に点在しております。
臨床試験は世の中で病魔に苦しむ人々に、よりよい医薬品を供給するための重要な一過程と位置づけられております。

治験とは


「くすりの候補」が「くすり」となって、患者さんの治療に使われるようになるためには、国(厚生労働省)から医薬品として承認を得なければいけません。
そのためには健康な人や患者さんのご協力によって、効き目(有効性)と副作用(安全性)を調べる必要があります。
この試験を「治験」と呼び、治験で用いられる「くすりの候補」を「治験薬」と呼んでいます。

医学ボランティアとは


臨床試験に参加しご協力いただく人たちを「医学ボランティア」といいます。
年齢・性別など、参加条件は様々です。また、ご参加いただくことになると注意事項などを守っていただくことになります。
多くの方のご協力によって、すばらしいくすりを世界中で病気に苦しんでいる人たちに届けることができます。
あなたも臨床試験に参加することで社会貢献を体験してみませんか?

負担軽減費とは


人体実験や高額アルバイトなどと思われている方もいるようですが、臨床試験ボランティアは有償ボランティアと位置づけられております。
つまり、自発性だけでは計画通りに目的を達成できないことも多様に考えられるため、その活動に責任を求めることおよび拘束させていただく期間の最低限の生活保障をさせていただくために有償ボランティアとさせていただいております。
よって、臨床試験に参加していただく方には人体実験や高額アルバイトといった意識ではなく、ボランティアとしての強い自覚を期待しております。